こんにちは!
埼玉県入間市を拠点に、関東地方にて鉄道電気工事や特殊電気設備工事、照明設備工事などを手掛けている、東伸電設株式会社です。
弊社では鉄道に関係する工事に幅広く対応しているため、電車に関する知識はあればあるほど役に立ちます。
今回のコラムでは、電車の架線が摩耗しない工夫についてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
材料の工夫
電車の上に設置されている架線はパンタグラフを擦りながら走行しており、架線の摩耗を防ぐためにさまざまな工夫が施されています。
摩耗に耐えるため、架線は錫・銅・合金で構成されており、パンタグラフはすり板と呼ばれる金属を含んだ炭素材でできているのが特徴です。
架線とパンダグラフが擦れると、すり板が削れて炭素の粉が出てくるように仕上がっており、摩耗を小さくできます。
形の工夫
電車の走行は架線とパンタグラフが離れないようにかなりの圧がかけられているため、少しずつ摩耗してしまいます。
同じ場所ばかり擦れると、部分的に摩耗が進んでしまうため、架線の形にも工夫が施されているのが特徴的です。
実は架線は、50メートルごとに50センチ幅でジグザグに張ってあります。
ジグザグに張ることでパンタグラフが均等に擦れるようになり、摩耗を小さくできます。
またパンタグラフに関しては、近年ひし形からくの字形に変化しており、これはひし形よりも部品数が少なくなり、製造費が安くなるため、メンテナンスが容易になるというメリットがあるのです。
架線の交換時期
これだけの工夫がされていても、少しずつ摩耗されていくのが現実です。
架線も永続的に使用できるわけではないので交換の必要がありますが、交換時期はだいたい13年程度といわれています。
交換がスムーズなパンダグラフは半年に1度程度交換されているので、架線の交換時期はこれでも長いほうなのです。
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